Client Story.1
わたしたち𠮷田泰産業は「想いの連鎖」に導かれ、
今日まで歩み続けることができた。
ここでは弊社代表の𠮷田鉃志に大きな影響を与えてきたある男の話をしよう。
彼は、モノづくりに大切なものは「想い」だ。
想いの集合体こそモノづくりであると吉田に諭した。
利益なんかじゃなく、なんのためにするのかを自らに問い続けて生きる男であった。
その男は大手ゼネコンの建築現場の総括だった。
心から作業員の安全を守りたいと願う。
どんなに世間が称賛するビルが建っても、
作業現場の最前線で働く作業員が負荷を強いられるようなことはあってはならないと考えていた。
しかし、当時は今よりもずっと現場での事故は多く、
作業員は大きな危険と隣合わせで作業をしていた。
作業員は怪我をしたからといって寝てるわけにもいかない。
家族を守るため、それでも働かなくてはならない。
いや、働けるのであればまだ幸せかもしれない。
怪我のせいで一家が路頭に迷うことだってありえる。
これが、彼が一番聞きたくない報告だった。
そして彼が巡り逢った傑作が千田豊治が生み出したGOP製の作業台である。
この作業台を現場に導入したい。
彼は、当時、関東でしか利用できなかったこともあり、
関西の代理店を作ってはどうかと𠮷田と千田を引き合わせることにした。
𠮷田も千田も彼に全幅の信頼を寄せていた。
それは３人が３人とも「想い」に身を寄せて生きる男たちだったからである。
彼から繋がる想いの連鎖で引き寄せられた𠮷田と千田はすぐに共感し合った。
そして𠮷田泰産業はGOPの大阪代理店になることを望み
GOPもまた、𠮷田泰産業に自分たちの製品を託したいと望んだのである。
大きな力に引かれた星が夜空を流れるように、強い思いが人と人を引き合わせる。
想いに導かれた3人が引き合い、
その出会いが作業現場に新しい歴史を創り始めた。
それは作業員が安心して安全に作業できる現場を生み出すということ。
𠮷田泰産業がGOPの代理店になって初めて現場で導入したのは他でもない彼の現場だった。
千田の作る作業台を使った作業員からは驚きの声が上がった。
一度使えば、千田が作り出す製品がいかに想いのつまった製品かが分かる。
そしてそれを現場へと届けるのが𠮷田泰産業だ。
ひとつひとつをメンテナンスし、安全に現場で使ってもらえるよう最新の注意を払う。
今や関西だけでなく、中国・九州・沖縄エリアと広がり始めている。
𠮷田と千田を引き合わせた彼は言う。
確かにぼくらの関係は売り手と買い手なのかもしれない。
でも大切なことはそこじゃない。
そんな彼の想いが𠮷田泰産業を今の姿へと導いたのである。
